よくあるご質問

ゴム製品は様々な用途でご使用頂けます。当社にお問い合わせ頂くよくある質問をまとめました。他にもいろいろなゴム製品についてのご相談を頂いております。

Q1
用途に合わせたゴムは、作れますか?
A1
はい、可能です。用途に合わせたゴム材料を選定/配合いたします。
設計前にぜひ一度ご相談ください。
Q2
ゴムの表面に白い粉が付くのはなぜ?
A2
この現象はブルーミング(ブルーム)と呼ばれ、製品中の配合剤が内部から移動し、表面に析出する現象です。
一概にブルーム全てが悪いという事はなく、耐オゾン性に弱いゴムには、老化防止剤などを配合し、わざと表面に析出させてゴムを守っている場合があります。
Q3
どんなゴム材質を選べば良いですか?
A3
使用状況や使用する環境条件によって変わってきますので、一概に表現するのは非常に難しいですが、特に注意する点としては、ゴムの使用環境が大きな問題となります。
又、ゴムの中の成分(硫黄・可塑剤等)が相手方(金属・樹脂等)に移り、相手方に変色・物性低下現象等の様々な要因を引き起こす場合があります。(移行)
逆に、相手方からゴムに移行することもございます。このような、使用条件に該当する場合は、必ずご相談ください。
Q4
ゴムの耐オゾン性について
A4
大まかに、ゴム成分の主鎖に二重結合を含むジエン系ゴムと含まない非ジエン系ゴムに分けることが出来ます。
この二重結合を含むか含まないかによって、オゾンによる劣化に影響があります。
一般に二重結合を含む場合、オゾンアタックを受けやすく、亀裂(オゾンクラック)が発生します。
ただし、老化防止剤などを配合することにより、ある程度改善させることは可能です。
Q5
ゴムの耐熱性について
A5
一般的に、主鎖に二重結合を含むジエン系ゴムは耐熱性がなく、含まないゴムは耐熱性が優れています。
また、同じゴムの種類でも配合によっても変わります。(硫黄の量や架橋形態など)
下記に各材質の代表的な耐熱温度を記載します。
この表は、あくまで目安としての温度ですので全てのゴムに当てはまるものではありません。どの材料を使用したらよいか迷う時は弊社にご相談ください。
ゴムの種類
略号
耐熱限界温度(℃)
耐熱安全温度(℃)
天然ゴム
NR
80
65
ウレタンゴム
U
100
70
ニトリルゴム
NBR
120
100
クロロプレンゴム
CR
120
100
水素化ニトリルゴム
HNBR
140
120
エチレンプロピレンゴム
EPDM
140
120
アクリルゴム
ACM
160
140
シリコーンゴム
VMQ
200
150
フッ素ゴム
FKM
230
200

使用される条件・用途など
様々な状況でゴム材質は変わります。
ゴム製品についてお気軽にお問い合わせください。